楽天ペイは、原則として“楽天カードを使う以外の方法で後払いにはできない”決済アプリです。
しかし、ある裏ワザを使えば、楽天ペイを後払い決済の手段として利用できるようになります。
ここではそんな「楽天ペイを後払いにする裏ワザ」を、現金化への応用方法や、その審査基準なども含めて詳しく解説していきましょう。
この記事でお伝えしたい3つのポイント
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楽天ペイの支払い方法には、クレカなしで後払いできるものとできないものがある |
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楽天ペイを後払いで利用する方法はたったひとつ |
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楽天ペイを後払い現金化に活用する手順 |
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楽天ペイとは？選べる2つの支払い方法
そもそも楽天ペイとは、大手ECサイト「楽天市場」でお馴染みの楽天グループが提供する“電子決済サービス”です。
スマホ決済（QRコード決済）とオンライン決済の両方に対応しており、加盟店であれば実店舗・ネットショップいずれでも買い物へと利用できます。
後払い利用を考える上でポイントとなるのは、楽天ペイの代金の支払い方法には「事前にチャージした残高から支払う方法」と「楽天ペイへ紐付けたクレジットカードを使ってQRコード払いする方法」の2種類が存在する点。
そこで、まずはそれぞれの支払い方法について、簡単に仕組みと概要をお伝えしていきましょう。
1：楽天カードや銀行ATMからチャージ
楽天ペイにおけるもっとも基本的な支払い方法となるのが、この「楽天カードや銀行ATMから、事前に残高をチャージして支払う」というやり方です。
あらかじめ楽天ペイへチャージされている残高から買い物代金の支払いを行い、もし残高が不足したときは、楽天カードの「瞬間チャージ」を利用するか、再度金額を指定しチャージしてからでないと決済できない仕組みになっています。
この支払い方法の場合、残高のチャージに使える後払い決済手段は楽天カードのみで、その他のクレジットカードや後払いアプリなどは残念ながら利用できません。
チャージ式の決済方法で楽天ペイを後払いにできるのは、楽天カードを持っている人だけだということですね。
楽天カードはクレカの中では比較的審査が緩いカードとして有名ですので、一度申請だけでもしてみるといいかもしれません。
2：楽天ペイへ紐付けたクレカで支払う
一方、楽天ペイには「アプリへ紐付けたクレジットカードで直接支払う」という形の支払い方法もあります。
事前に残高をチャージする必要はなく、楽天ペイのQRコード決済を利用して支払った買い物の代金は、紐付けているクレジットカードへ直接請求されるという仕組みです。
この支払い方法の大きな特長は、楽天カードのほか、VisaやJCB、MasterCard、AmericanExpressのクレジットカードも紐付けられるという点。
つまりクレカで直接支払う方法なら、楽天カード以外のクレジットカードや、Visa・JCBなどのバーチャルプリペイドカードが発行される“後払いアプリ”も、楽天ペイで決済した代金の請求先として利用できるようになるのです。
楽天カードを使う以外の方法で楽天ペイを後払いにしたいときは、こちらの支払い方法を選べば実現が可能だということですね。
楽天ペイを後払いで使う裏技
では実際に、後払いアプリを利用して、クレジットカードなしでも楽天ペイを後払いできるようにするにはどのような手順を踏めばよいのでしょうか。
ここからは、楽天ペイをクレカなしで後払いにできるたったひとつの方法を、利用できる具体的なアプリの名前と合わせてご紹介します。
後払いアプリで楽天ペイの支払いを先延ばしにする方法
楽天ペイの支払いをクレカなしで後払いにする具体的な流れは、次のとおりです。
- 後払いアプリでバーチャルカードを発行する
- バーチャルカードへ後払いで残高をチャージし、楽天ペイの支払い方法として登録
- 楽天ペイで決済し、後日アプリのチャージ代金を支払う
ここで言う後払いアプリとは、バンドルカードのような「後払いで残高をチャージする手段が用意された決済アプリ」のことで、その中には、VisaやMasterCardなどの国際ブランドに対応した“バーチャルプリペイドカード”が発行できるものもあります。
それらのカードにはクレジットカード同様のカード番号等が付与されているため、事前に残高を後払いでチャージしておけば、クレカと同じように決済へ利用することが可能。
つまりそのバーチャルカードを楽天ペイの支払い用クレジットカードとして紐付ければ、実質楽天ペイを後払いで利用できるようになるということですね。
そもそもバーチャルカード単体でも後払い決済には利用できますが、プラスチック製のリアルカードが発行できなかったり、発行にお金がかかったりする後払いアプリだと、ネットショップでの利用が主になってしまいます。
しかし楽天ペイと連携することにより、楽天ペイへ加盟している実店舗での支払いも無料で後払いにできるようになりますので、この点が特に大きなメリットだと言えるでしょう。
楽天ペイの後払いに使える決済アプリ一覧
楽天ペイを後払いにするために使える後払いアプリには、主に以下のようなものがあります。
| アプリ・サービス名 | 利用限度額 | 支払い期限 |
| バンドルカード | 3,000～最大5万円 | 翌月末 |
| B/43（ビーヨンサン） | 3,000～最大5万円 | 翌月末 |
| Kyash（キャッシュ） | 3,000～最大5万円 | 翌月末 |
| PayPay（PayPayあと払い設定時） | 最大50万円（24時間） | 翌月27日 |
楽天ペイへ登録できるのは、国際ブランドがVisaもしくはJCB、MasterCard、AmericanExpressのいずれかで、かつ「3Dセキュア」に対応しているカードです。
後払いアプリの中でも上記のものは3Dセキュアへ対応しているため、楽天ペイの支払い用カードとして登録できる可能性が高いでしょう。
仮に対応したブランドのバーチャルカードが発行できる後払いアプリであっても、ウルトラペイやBANKITなどは3Dセキュアに非対応となっているため、残念ながら楽天ペイへ登録することはできません。
楽天ペイで楽天市場の後払いは使えない
楽天ペイの後払いで紛らわしいのが、大手ECサイト「楽天市場」で利用できる後払い決済方法（コンビニ請求書払い）が「楽天Pay後払い」という名称で呼ばれることのある点です。
名前が重複しているためややこしいのですが、実は楽天市場の後払い決済にアプリの楽天ペイが使えるわけではありません。
ここからは、楽天市場の後払いに楽天ペイアプリは使えないことについて、注意点と合わせて詳しく解説していきます。
楽天市場の後払い決済は楽天ペイが選べない
大手ECサイト「楽天市場」には、買い物の代金を、商品到着後にコンビニ等から支払える後払い決済（請求書払い）が用意されています。
請求書発行日から14日間支払いを先延ばしにできるため大変便利な決済方法であるものの、残念ながらこの後払い代金の支払い時に、楽天ペイアプリを利用することはできません。
代金は届いた請求書を使ってコンビニ等で支払うのですが、ほとんどのコンビニチェーンではこのような収納代行の支払いに現金以外の支払い方法が使えないルールになっているためです。
つまり、楽天市場の後払い決済を利用して、楽天ペイを後払いにするのは不可能だということですね。
そして、楽天市場の決済には「楽天ペイを使ったクレジットカード直接支払い」を選ぶこともできないため、楽天ペイを通してバーチャルカードなどを利用するのも不可となっています。
「楽天市場の後払いを使って楽天ペイを後払いにできる」と解説しているサイトも散見されますが、残念ながらそれは誤りですので注意してください。
「チャージ済み楽天キャッシュを使った後払い」も現状は不可能
楽天ペイのクレジットカード直接払いが使えない楽天市場ですが、「チャージ済みの楽天ペイ残高（楽天キャッシュ）」であれば、買い物代金の支払いへ利用することが可能です。
ただ、残高のチャージに使える後払い決済手段は楽天カードに限られるため、楽天カードを持っていない人が楽天ペイへ後払いチャージすることは現状できません。
クレジットカードを使わず、「楽天市場の買い物代金を、楽天ペイで後払いにする」のは不可能ですので注意してください。
楽天市場の買い物代金を後払いにしたいなら、楽天の請求書払いを利用するか、後払いアプリのバーチャルカードで直接クレジットカード決済をするしかないということですね。
楽天ペイで今すぐ後払い現金化する方法
後払いアプリを連携することで“ツケ払い”可能な決済手段として使えるようになる楽天ペイですが、実はうまく工夫すると、支払いを先延ばしにしながら今すぐ現金を作る「後払い現金化」の手段としても活用できます。
楽天ペイを使って、後払い現金化を実現する具体的な手順は次のとおりです。
ここからは、それぞれの工程についてより具体的なやり方と注意点をご紹介してきましょう。
1. バーチャルカードを楽天ペイに紐付け
まずは、バンドルカードなどの後払いアプリでバーチャルカードを発行し、そのカード番号を楽天ペイアプリへ「支払い用カード」として登録しましょう。
楽天ペイアプリへ初めてログインすると「お支払い元の設定」が表示されますので、もしバーチャルカードが既に楽天アカウントへ登録されていればそれを選択。されていなければ「新しいカードを登録」をタップし、バーチャルカードのカード番号や有効期限を登録しましょう。
このとき、登録できない場合はそのバーチャルカードが3Dセキュアに対応していないか、名義が楽天アカウントのものと異なる可能性が考えられます。
必ずバンドルカードやKyashなど3Dセキュアにも対応した後払いアプリで、本人名義のバーチャルカードを発行してください。
2. 楽天ペイを使って換金性の高い商品を購入
続いて、後払いアプリを紐付けた楽天ペイの「クレジットカード直接払い」で、ブランド品や最新ゲーム機、切手など、換金性の高い商品を購入します。
よりニーズが大きく高額で売れる商品を選べば、現金化に際して損失をできる限り少なくすることが可能です。
商品選定に自信がないなら、常に一定の換金率が見込める切手シートを、郵便局の窓口で購入するのがよいでしょう。
なおこのとき、あらかじめバーチャルカード側の後払いチャージ機能を使って、バーチャルカードへ残高を入金しておくことを忘れないでください。
バンドルカードなら「ポチっとチャージ」、B/43なら「あとばらいチャージ」の名称で入金手段として表示されています。
3. 購入した商品を転売
無事楽天ペイで商品が購入できたら、それを金券ショップや買取専門店、フリマアプリ等で転売すれば、楽天ペイの後払い現金化は完了です。
切手なら金券ショップ、人気のブランド品やゲーム機なら古物の買取専門店やフリマアプリなど、購入した商品によってより高く売れそうな売却先を検討するのがよいでしょう。
ただしフリマアプリやネットオークションなどオンラインの個人取引で転売した場合、商品の出品から売却・入金までに数日～長ければ数週間程度の時間がかかってしまいます。
もし急いで現金が必要な場合は「郵便局で切手シートを購入→そのまま金券ショップへ持ち込む」など、その日のうちに現金化が完了する手段を選ぶのがおすすめです。
楽天ペイの後払いの審査基準と上限額の目安
楽天ペイを後払いで利用するにあたって、気になるのは「審査がどのくらい厳しいのか」という点ではないでしょうか。
特に、いわゆる“金融ブラック”になっているなど、信用情報に自信のない方は自分でも使えるのかどうかが気になりますよね。
そこでここからは、楽天ペイを後払いで使おうとするときに行われる審査の基準と、利用上限額に関する注意点を詳しくお伝えします。
金融ブラックでも審査に通る可能性あり！
楽天ペイの後払い審査は、クレジットカードやローンなどの審査と比較するとかなり緩めです。
そもそも楽天ペイを後払いで利用するためにはバンドルカードなどの後払いアプリと連携させる必要がありますが、実際に後払いで残高をチャージしようとするときは、その連携させた後払いアプリ側で都度審査が行われます。
たとえばバンドルカードであれば、運営元の「株式会社カンム」がCICなどの信用情報機関に加盟しておらず、企業の独自基準によって審査が行われるため、信用情報に傷のある“金融ブラック”の状態でも審査に通る可能性は十分あるでしょう。
審査時にチェックされるのは、これまでのバンドルカードのチャージ履歴や決済履歴、利用規約を遵守しているかどうかなどの点です。
ひとりで複数アカウントを作成しないなどのルールを守るのはもちろん、後払いチャージを利用しようとする前に、通常の前払いチャージを使って何度か決済の実績を作っておくと、審査へ通る可能性を高められるかもしれません。
利用限度額が低く設定される恐れも
注意したいのは、後払いアプリ側で審査が行われる際、その結果によっては後払いチャージできる残高がかなり低めに設定される恐れがあることです。
たとえば楽天ペイで使える可能性のある後払いアプリの「バンドルカード」や「B/43」、「Kyash」では、後払いチャージの利用上限額が3,000～5万円に設定されています。
仮に今すぐ3万円が必要で、その分の後払いチャージを申請したとしても、実際にチャージが許可されたのは3,000円までだった…というケースは少なくありませんので、特にまとまった現金が必要な際には、その後払いアプリをあらかじめ何度か利用しておき、問題のない利用実績を積み上げておくのがよいでしょう。
特に後払いチャージを初めて使うときは利用限度額が極端に低く設定される可能性が高いため、「後払いチャージ → 期限までに支払い」を現金化前に2,3回繰り返しておくのがおすすめです。
楽天ペイで後払い現金化できない時の対処法
万が一バンドルカードやB/43の後払いチャージの審査に落ち、楽天ペイで後払いが利用できなくなったとしても、諦めるのはまだ早いかもしれません。
後払いしたい目的が「今すぐ現金を作りたい」というものなら、楽天ペイを使う以外の方法で実現できる可能性があるからです。
たとえば、もしドコモやau、ソフトバンクのスマホを持っているなら、キャリア決済の枠が後払い現金化に使えます。
また、楽天ペイに登録できなかったり、必要額に対して限度額が低すぎたりする後払いアプリであっても、複数のアプリをまとめて現金化すれば、目標額を用意できるかもしれません。
これらの現金化は自力でも行えますが、より確実で手軽なのは、信頼できる専門の現金化業者へ依頼することです。
たとえば以下のような業者がキャリア決済や後払いアプリの現金化にも対応していますので、興味のある方はぜひ一度サイトをご覧になってみてください。
まとめ：楽天ペイはクレカなしでも後払いできる
楽天ペイは、楽天カードを使う以外に、後払いアプリと連携することでも支払いを先延ばしにすることが可能です。
3Dセキュアに対応したバーチャルカードなら「楽天ペイを使ったクレジットカード直接支払い」の支払い方法として登録できますので、興味のある方はまずバンドルカードなどの後払いアプリをインストールするところから始めてみてはいかがでしょうか。
ただ、バンドルカードなどで後払いチャージをする際に行われる審査は比較的緩めではあるものの、これまでの利用状況等によっては、審査落ちしたり、利用上限額が低く設定されてしまったりすることもあります。
もし現金化目的などでもっとまとまった額を後払いにしたいなら、キャリア決済の枠や、複数の後払いアプリのショッピング枠を合算して現金化できる、専門の現金化業者を使ってみるのもおすすめです。
なぜ楽天ペイを後払いにしたいのか、その目的や状況に合わせて、自分にピッタリの方法を検討してみてください。
