atoneの支払いに遅れると裁判になる！？延滞した時の対処法は？

atoneは、株式会社ネットプロテクションズが提供する後払い決済サービスです。

対応するネットショップや実店舗でなら、クレジットカードがない方でも後払いで買い物できます。

支払い期限については、コンビニ端末/銀行ATMまたは電子バーコード払いなら翌月10日、口座振替は翌月27日、ハガキ請求書払いは翌月20日です。

しかし、支払い忘れや金欠などで、期限を過ぎてしまった人もいるのではないでしょうか？

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この記事ではatoneの支払いを忘れたら実際どうなるのか、滞納期間別に具体的な督促の流れや起こり得るリスクを解説していきます。

どうしても期日までに支払えない場合の対処法についても紹介していますので、後払いの滞納で大きなトラブルになる前にぜひご一読ください。

atoneの支払い遅れに対する督促の流れ

atoneの支払い遅れがあった場合は、次のような流れで督促が行われます。

日数は目安ですが、おおよそ上記のような流れで進んでいくことが一般的です。

実際どのような督促があるのか、それぞれの段階別に見ていきましょう。

1日～3日：atoneの新規利用が停止される

支払い期限を過ぎても利用料金を払わなかった場合、まず起こるのが「atoneの新規利用の停止」です。

つまり、ネットショップや実店舗でatoneを使って新たな買い物ができなくなります。

atoneで支払おうとすると、エラー表示が出て決済を完了できません。

入金すればこのエラーは解除されて再び利用できるようになりますが、すぐに解除されるわけではない点に注意が必要です。

支払い後、ネットプロテクションズ側で入金を確認できるまでに2～3営業日かかりますので、それまで待つ必要があります。

支払い状況は、スマホアプリの「ご利用状況」＞「履歴」から確認可能です。

入金確認が取れた時点で、「@atone.be」のドメインからメール連絡もありますので、確認してみてください。

1週間～2週間：電話やSMSで督促がある

支払い期限から1週間がたつと、電話やSMSなどで督促が来るようになります。

公式に発表されている、atoneからの督促に関する着信電話番号は以下の3つです。

電話は自動音声で、「支払いの確認が取れていません」という内容がアナウンスされます。

また、SMS(ショートメッセージ)でも同様の連絡が送られてきます。

この段階では、基本的にはオペレーターから直接電話がかかってくることはありませんので、確認のためにも電話に出ることをおすすめします。

1ヶ月～2ヶ月：2回目の請求書や督促状（ハガキ）が届く

支払い期限から1ヶ月過ぎると、2回目の請求書や督促状のハガキが自宅に届くようになります。

請求書は紛失した可能性を考え、新たに発行されて送られてくるようです。

決済用のバーコードが載っていれば、それを使ってコンビニから支払えます。

確実に中を確認してもらえるように、2回目の請求書には表面に「大切なご案内です」などの目立つ文字が記載されていることが多いです。

そうなると、家族バレの危険性もあるため、家族と住んでいる人はこの段階に至る前に支払った方が良いでしょう。

基本的に、督促状は回を追うごとに見た目が物々しくなっていきますのでご注意ください。

2ヶ月～3ヶ月：弁護士法人から内容証明が来る

支払い期限から2ヶ月以上経つと、債権の回収がネットプロテクションズから弁護士法人などに委託され、委託先から督促が来るようになります。

請求が長期間に渡りますと、弁護士法人などの債権回収機関に債権の回収を委託します。債権回収機関より連絡を差し上げ、状況によっては法的措置がとられる場合があることをご了承ください。

引用元：atone「よくあるお問い合わせ(お支払いが遅れたら？)」

債権が譲渡された後は、債権回収機関から内容証明郵便で督促状と請求書が届きます。

この段階になると、支払先もネットプロテクションズではなく債権回収機関になるため、コンビニ端末からは支払いができなくなります。

債権回収機関からの通知に記載されている銀行口座に振り込む形になりますので、ご注意ください。

この時点で入金しないと裁判に発展するため、早めの対処が重要です。

万が一行き違いで支払い済みの場合も、atoneではなく債権回収機関に連絡を入れましょう。

4ヶ月～：裁判（少額訴訟）へ発展する

債権回収機関から内容証明が届いたということは、いつ裁判を起こされてもおかしくない状態です。

それでも支払わないと、ついに裁判に発展する可能性があります。

未払いの金額が60万円以下の場合は、簡易的な「少額訴訟」になることがほとんどです。

裁判を起こされると、滞納している側に勝ち目はないので、強制執行によって財産や給与を差し押さえられる可能性が高くなります。

給料の差し押さえが実行されると、裁判所から職場へ通知が送付されるため、借金の存在や差し押さえの事実が職場に知られることは避けられません。

そうなると社会的な信用を失いかねませんので、ここまで至る前に手を打つのが得策です。

atoneの支払いが遅れたらどうなる？滞納で生じるリスク

atoneの支払いを忘れるなどして滞納した場合、次のような不利益が生じるおそれがあります。

いずれも自分が困ることばかりですので、ここでしっかり確認しておきましょう。

遅延損害金と延滞事務手数料の加算

atoneの支払いが遅れた場合、未払い額と合わせて「遅延損害金」と「延滞事務手数料」を支払わなくてはいけない可能性があります。

延滞事務手数料は、初回の支払い期限を過ぎた翌月から発生し、毎月10日と25日に100円ずつ請求されます。

つまり、支払い期限から1ヶ月後には200円、2ヶ月後には400円というふうに、滞納期間が長くなればなるほど増えていくシステムです。

延滞事務手数料は、atoneのアプリの「ご利用状況＞履歴」の利用明細からも確認できます。

さらに滞納期間が長くなると、年率14.6%の遅延損害金も発生します。

atoneの公式サイトには「長期に渡りお支払いいただけない場合」と記載されているため、具体的にいつからかは明確ではありませんが、債権回収機関に委託されるころには発生する可能性が高いでしょう。

遅延損害金の金額は、「未払い額×年率(14.6%)×滞納日数÷365日」で求められます。

たとえば、未払い額が5万円の場合、支払い期限から6ヶ月後には約3,600円、1年後には約7,300円の遅延損害金がかかります。

これに延滞事務手数料も加算されることになりますので、ご注意ください。

新規利用の停止と限度額の引き下げ

未払い分を支払って、atoneの利用停止が解除された場合でも、「利用限度額が下がる」というリスクが考えられます。

atoneの利用限度額は、最大50,000円を基準に設定されていますが、いつでも必ず同じ限度額が適用されるわけではなく、利用状況に応じて変動します。

特に、支払い期限を過ぎてしまった場合、上限額が引き下げられる場合があることが公式サイトにも明記されているため、注意が必要です。

atoneのご利用上限額は、ご注文ごとに、ご利用内容やお支払い状況などを元に審査しております。審査の結果、ご利用上限額は変動することがございます。

(中略)お支払い期限が過ぎてしまうと、上限が下がる場合があります。

引用元：atone「よくあるお問い合わせ(ご利用上限額について)」

支払いを済ませて再びatoneを使えるようになっても、限度額が大幅に下がっていると今後の買い物に支障をきたすおそれがありますので、気を付けましょう。

裁判と財産の差し押さえの執行

atoneの滞納でもっとも深刻なのは、裁判に発展した場合のリスクです。

支払いを滞納している時点で、裁判ではほぼ確実に敗訴してしまいます。

それでも判決にしたがって支払わなかった場合、債権者側は債務者の財産を差し押さえることができるため、最終的には財産や給与を差し押さえられる可能性が高いです。

給与は、原則として「手取り額の4分の1まで」を差し押さえることができます。

給与の差し押さえにあたっては、裁判所から職場へ「差押命令正本」という通知が届きますので、滞納(借金)があることや、裁判になったことなどが職場に知られてしまうのも大きなデメリットです。

また、給与差し押さえが開始すると、元金と遅延損害金の全額を支払い終わるまで毎月差押えが続くため、生活が苦しくなってしまう可能性もあります。

atoneの支払い遅れはやばい？知恵袋で見る実際の口コミ

Yahoo!知恵袋を見ると、atoneの支払いを実際に滞納してしまった人からの相談がたくさん見つかります。

ネットプロテクションズが回答しているわけではないため、あくまで参考程度ではありますが、基本的には「1日～数日遅れた程度ならそこまで大きな問題にはならない」「ただし、払い終えるまで督促はしっかり行われること」がうかがえます。

Q.お金が無くてatoneのコンビニ支払いの期限に1日遅れてしまいそうなんですが、1日遅れると裁判沙汰になったりなど起きたりしますか？

以後お金があることを確認して商品買うように気をつけます(TT)

A1.ならないですよ。

1日程度なら、滞納手数料もかからないので大丈夫です！

ただ、翌月10日までに未払いな場合は滞納手数料がかかるみたいです。

A2.1日遅れくらいでは裁判にはなりません。

引用元：Yahoo!知恵袋

Q.atoneについての質問です

支払い期日から15日ほど支払いが遅れそうなのですが、15日程度では裁判には発展しませんか？

また請求書は15日では何回来ますでしょうか？

A.まだ大丈夫です。

と言うか金額に寄っては、訴訟迄しないです。
このまま滞納が続くと、後２回atoneからの請求書が届き、３ヵ月延滞になるとその後は弁護士事務所から債権回収になります。

それでも、まだ払えないと最終通告が届きますが、最終通告は何度も届きます。

引用元：Yahoo!知恵袋

Q.atone決済の支払い期限を１ヶ月過ぎてしまっていて2回目の請求書が届きました。

急いで支払いに行こうと思っているのですが普通に普段通り支払えますか？

また、どのくらい延滞したら法的措置をとられるのでしょうか？

A.はい！1番新しい請求書で支払えば大丈夫です．

atoneは3回目が弊社からの最後の請求書になります！その後は弁護士から連絡が来ると書いてありましたので3回目の請求書までには支払いした方が良いです。また3ヶ月以上払えない場合はatoneに希望お支払い日をご連絡した方が良いです！

引用元：Yahoo!知恵袋

「請求書が3回届いたあとに弁護士法人へ委託される可能性が高い」との回答がみられますので、弁護士法人に債権が移る前に支払っておきたい場合は、3回目の請求書が届いた時点で支払った方が良さそうです。

また、「委託されたあとの最後通告は何度か届く」という口コミもありますが、一度届いたら、その後はいつ裁判になってもおかしくないことは心に留めておく必要があります。

裁判に発展すると、社会的な信用を失うなどのリスクが高くなりますので、なるべく早めに支払うのが得策です。

atoneの支払いが遅れた場合の対処法

atoneの支払い期限を過ぎてしまった場合は、手元にある請求書を使うのではなく、Webのマイページから受付番号を確認し、それを利用して「コンビニ端末 / 銀行ATM (Pay-easy)」から支払う必要があります。

口座振替の場合は、引き落としに失敗したことが通知された後に受付番号が発行できるようになりますのでご注意ください。

本来なら、この方法でなるべく早めに支払ってしまうのが一番ですが、どうしても支払えない時の対処法としては、以下の3つがあります。

それぞれ、くわしいやり方をご紹介していきます。

日払い・短期バイトで稼ぐ

atoneで利用できるのは最大でも5万円程度ですので、その気になれば短期間で稼ぎ出せる可能性があります。

早めに支払いたいことを考えると、即日現金を手に入れられる単発・短期のバイトが望ましいでしょう。

日払い可能な短期バイトが見つかるアプリとしては、「タイミー」「ラコット」「シェアフル」などがあります。

たとえば「タイミー」は、面接や履歴書は一切不要で、条件さえ満たしていればすぐに働ける手軽さが人気です。

仕事が終わったら報酬が反映され、24時間いつでも引き出せます。

このようなアプリを活用して、短期集中で手っ取り早く稼げないかどうか検討してみてください。

中小の消費者金融で借りる

取り急ぎ現金を用意したい場合は、消費者金融で借りるのも一つの方法です。

この時、CMなどで有名な大手より、中小の消費者金融を狙ってみましょう。

一般的に、中小の方が大手より審査が柔軟で、借りやすいからです。

特に、収入に自信がない人や、過去に金融事故を起こしたことのある人などは、評判の良い中小に申し込むことをおすすめします。

たとえば、「フクホー」「アロー」「フタバ」「ダイレクトワン」「セントラル」などが有名です。

ただし、名前を聞いたことのない消費者金融の場合、闇金業者との見分け方が重要になります。

以下に当てはまったら闇金の可能性が高いため、注意が必要です。

正規の消費者金融であれば、必ず貸金業者としての登録をしています。

ただし、ウソの登録番号を掲示する闇金業者もいますので、念のため金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」を利用して調べてみましょう。

後払いサービスを現金化する

手っ取り早く現金を作るのにおすすめの方法に、「後払い現金化」があります。

後払い現金化とは、クレジットカードや携帯キャリア決済、後払いができる決済アプリなどの利用枠を現金に変える方法です。

たとえば、クレジットカードのショッピング枠が残っているなら、それを専門の業者に依頼することで現金化できます。

クレジットカードがない人は、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリア決済や、バンドルカード・Kyash・B43(ビーヨンサン)・Paidy・PayPayあと払いなどの後払いができる決済アプリを使って現金化が可能です。

具体的には、クレジットカードや後払いアプリなどを使って、業者に指定された商品を購入し、それを業者に売却した代金(または商品購入のお礼としてのキャッシュバック)という形で現金を受け取ります。

10～20%の手数料がかかるため、100%現金にすることはできませんが、利用枠さえあれば審査不要で即日現金を手にできる点がメリットです。

たとえば「ブラックなので消費者金融から借りられないが、今すぐ支払わないといけない」ような場合におすすめします。

atoneの支払い遅れに関する5つのQ&A

atoneの支払い遅れについて、よくある疑問を5つまとめました。

気になる疑問があれば、ぜひ目を通してみてください。

atoneの支払い遅れはいつまでセーフ？

本来、支払い期限は1日でも遅れるべきではありませんが、基本的には1日～数日程度の遅れであれば大きな問題にならないことがほとんどです。

また、支払い期限から1ヶ月以内なら、遅延損害金もかからない可能性が高いと思われます。

最悪でも、弁護士法人へ債権が譲渡されるまで(大体2～3か月以内)に支払えば、裁判・差し押さえなどは避けられます。

ただし、利用上限金額が下げられる、自宅へ督促状が届くなどの不利益も生じますので、1日でも早く支払うのがベストです。

atoneの支払い期限が過ぎたときの手続き方法は？

支払い期限を過ぎてしまった場合は、atone公式サイトの「マイページ」から受付番号の確認が必要です。

その受付番号を利用して、「コンビニ端末 / 銀行ATM (Pay-easy)」から支払えます。

支払予定日の連絡などは特に不要ですので、とにかく早めに支払いましょう。

ただし、口座振替にしている方は、引き落としができなかったという通知が届いた後に受付番号を発行できるようになります。

請求書の再発行はできないため、必ずこの方法で支払うようにしてください。

atoneは分割で支払える？

atoneでは、どのような事情があっても分割での支払いは不可となっています。

勝手に一部の金額のみを支払うと、入金を確認してもらえない可能性がありますので、必ず満額で支払うようにしましょう。

どうしても期日までに全額を用意できない場合、短期バイトや、比較的審査のゆるい中小の消費者金融、もしくはクレジットカードや後払いアプリの現金化などで現金を作る方法があります。

色々なペナルティを課されないようにするためにも、まずはこれらのいずれかの方法で満額をそろえて支払うことをおすすめします。

弁護士から連絡が来たらどうすればいい？

弁護士から連絡があったら、通知に記載されている銀行口座に、できる限りすみやかに入金することが大切です。

弁護士から連絡が来たということは、atone(ネットプロテクションズ)から債権回収会社(弁護士法人)へ債権の回収が委託されたことを意味します。

その時点で、支払先は弁護士法人になりますので、atoneに入金しないようお気をつけください。

弁護士からの通知を放置すると、最終的に裁判(少額訴訟)に発展するリスクがあるため、可能な限り早めに支払いましょう。

atoneの支払い遅れでブラックリストには載る？

atoneを提供する「株式会社ネットプロテクションズ」は、CICなどの信用情報機関に加入していないので、いわゆる「ブラックリスト」に載ることはないと思われます。

そのため、今後のクレカやカードローンなどの審査には影響しないと考えられますが、ネットプロテクションズが提供する他の後払いサービス(NP後払いなど)が利用できなくなる可能性は高いです。

また、ネットプロテクションズは「日本後払い決済サービス協会」という団体に加盟しており、他の加盟会社と情報を共有しているため、他社の後払い決済も利用しにくくなる可能性があります。

まとめ：atoneの支払い遅れは、数日ならリスクが少ない

atoneの支払いに遅れた場合の督促の流れや、対処法などをご紹介しました。

atoneの支払い遅れは、ほんの数日なら遅延損害金などもかからずに解決可能です。

ただし、延滞期間が長くなると、利用上限額の引き下げや自宅への督促状の送付などの不利益が大きくなっていきます。

最悪の場合、裁判(少額訴訟)へ発展して、財産や給与を差し押さえられてしまうため、逃げ切りは不可能です。

大事になる前に、何らかの金策をして早めに支払ってしまうのがもっとも賢い対処法と言えます。

クレジットカードがない人や、消費者金融から借りられない人でも利用できる「後払い現金化」などの手段もありますので、ぜひ活用して1日でも早く支払いましょう。